へら鮒釣りは一般に食べる為に釣るのではなく、浮子のアタリと魚の引きを楽しむ事から始まり、人より多く釣りたいという気持ちから競技性が生まれ、色々なルールが出来、スポーツ化となり、それにともない、色々な道具が開発されました。
以下に必要な道具を列記しました。
竿
竿の長さは
用途に合わせて長さを使い分けていく
種 類 | 特 徴 |
---|---|
竹竿 | 高価ではあるが、竹の持つ粘りと腰がある |
カーボン竿 | 軽くて丈夫で価格も手頃 |
グラスファイバー竿 | 安価ではあるが重い |
竿の長さ(用途に合わせて長さを使い分けていく)
一般には8~21尺(1尺=約30㎝)
※最近では、軽く丈夫なカーボン竿が主流になってきました。
浮子
浮子はトップ、ボディー、足で
形成されている
糸
糸の素材はナイロンが主流
オモリ
おもりは、板状の鉛で厚さは
0.1~0.3mm迄を一般に使用しています。
ヨリモドシ
ハリスのヨリを戻す為に
道糸とハリスの接続に使用しています。
鈎
鈎は、かえしのないものを使用し大きさに付いては
1号~20号迄(メーカー規格寸法)を使用しています。
えさ
えさの素材はじゃがいも、とろろ昆布、さなぎ、魚粉、小麦(麩)
等が有りますこれらの素材を加工配合した物がえさになります。
竿受け
竿受けとは、釣っている時に
竿を載せておく為に使用します。
万力
万力とは、竿受けを台に固定する道具です、その素材としては、
木、鉄、等です、代表的な物は木です。
タモ
タモとは、魚をすくう道具です。
フラシ
フラシとは、釣った魚を活かす為に網状の入れ物です。
長さは1m~2m位、直径40㎝~50㎝位の
筒状の形をした物です。
ヘラかばん
ヘラかばんとは、
釣り道具を入れるもの。
以下のような道具が一般的に使用されています。
上鈎のハリスの長さは30~40㎝で下鈎のハリスを10㎝前後長くして両鈎にダンゴえさをつけて釣る釣り方
ダンゴとは麩のえさに水を入れて混ぜた物、ダンゴの大きさはパチンコ玉位です。
ハリスの長さは短い方のハリスが8㎝~15㎝、長い方のハリスが30㎝~40㎝程度、上鈎にはダンゴをつけ、
下鈎は喰わせをつける、喰わせとはワラビうどん、即席うどん、グルテン、とろろ昆布等が有ります。
チョウチン釣りとは、穂先から30㎝位 下の所へ浮子をつけて釣る釣り方。昔、棒の先に付けたチョウチンの
状態によく似ている為、チョウチン釣りと呼ばれる様になった。両ダンゴ、セット釣りがあります。
セット釣りで下鈎だけを底に付けて釣る釣り方。
浮子の調整をして、下鈎に底取りオモリを付け、浮子にフロート(穴明き発砲スチロール)を付ける。オモリを底に付け、浮子の経つ位置の30㎝四方の水深を測定し(底の面を凹凸を確認する為)、水面に浮子のトップが出た位置と同一箇所の道糸に目印(木綿糸)を付けて、えさ落ち目盛りより2~3㎝浮子を穂先に向けて移動します。
ノーマル浮きとは、26~34cm
トップは径1φ~1.2φ
26cm- 8~10 尺
28cm- 9~12 尺
30cm- 11~13 尺
32cm- 12~15 尺
34cm- 15~18 尺
エサ落ち目盛りを決める。バランスを決める。
フロートをつける。
棚取りオモリ(ゴム)両鈎を付ける、自分の浮子が、立つ位置より。
道糸:0.6~0.8
ハリス:0.2~0.4
ハリ:3~5号
ハリスの長さ(上30~4cm 下(上のハリスプラス5~10cm)
浮の上に目印(トンボ)をつける。
水深を測定するため。
魚が底を掘る為に1~2cm水深が、変わるために目印を付ける。
道糸0.6~0.8
ハリス0.2~0.4(浮きの復元力のある浮き)
ハリスの長さ:上10~15cm 下30~60cm(返しのよい浮き)
ハリ:上4~6号 下2~4号
底釣り=ノーマル・段床
ノーマル(共ずらし) | 段 差 |
---|---|
食いの良い時 両鈎が付いているのが、共ずらし 又はノーマル。 下鈎が付いているのが段差 長所として流れている時 両鈎が付いているので、流れにくい。 |
食いの悪い時 長所として上からパラケが落ちていくので 寄せの効果がある。短所として上ずりやすい。 |
以上のような釣り方を初心者に対して
日本へら鮒プロ認定協会の指導員、準指導員が指導に当たっております。